【和歌山城】石垣と紫陽花の風景

石垣が大好きな私

石垣と花を愛でることができる和歌山城が大好きです

6月上旬、紫陽花の咲初めに散策した様子を紹介します

鶴の渓(つるのたに)

砂の丸広場から東へ階段を降りると、紫陽花が植栽されている庭園があります

その昔、鶴が飼われていたそうです

豊臣時代の野面積みの石垣をバックに紫陽花を愛でる

砂の丸広場から鶴の渓を望む(6月上旬咲初め)
咲初めなので疎らですが、見事に咲き誇ります

 

石垣に特徴あり

豊臣期に虎伏山を基に築城したのが和歌山城です

城作りの天才秀吉が、短期間に和歌山城を築城できたのは、虎伏山と加工しやすい結晶片岩が多く採掘できたからと聞いています

もっとも初期に作られたであろうこの場所の石垣は、

結晶片岩(緑泥片岩)による野面積みですが、上部は砂岩による打ち込み接ぎとなっています

野面積みは切り出した石をほぼそのまま積むの対して、打ち込み接ぎは、道具である程度整形して積む方法です

豊臣期を経て、浅野期になってから補強のため新しく積み上げられたと考えられているようです

野面済みの荒っぽい石垣と可憐な紫陽花

自然の山を利用した秀吉

秀吉の築城の知恵はすごいですね

石垣の中ほどに大きな自然岩が露出しています

山肌に沿って石垣を積み上げたのですから、土を運び上げる必要はないですよね

石は、隣の岡公園に砕石跡があります

石垣の技術的変遷を楽しめる和歌山城は素敵です

江戸時代最新の石垣技術も和歌山城内で見ることができます

江戸時代になると新しく築城することは家康が禁じたため、御三家である紀州藩だからこそですね!

また追って城内の景色と共に石垣の魅力を紹介します

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