みかんの作業歴ー12月の振り返り(収穫、蔵出しみかんの貯蔵)

12月、みかん農家のひたすら慌ただしい日々!

和歌山県下津町のみかん農家にとって、12月は一年で最も忙しい時期の一つです。なぜなら、11月に収穫した早生みかんを出荷しつつ、自慢の「蔵出しみかん」の収穫と貯蔵という大切な作業が待っているからです。

蔵出しみかんとは?

蔵出しみかんは、12月中に収穫したみかんを、土壁の蔵の中で1~2ヶ月間貯蔵し、熟成させたみかんです。貯蔵することで酸味がまろやかになり、コクのある濃厚な甘さが際立ちます。下津町に古くから伝わる伝統的な貯蔵方法で、2019年には日本農業遺産にも認定されました。

農林水産省:https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_3_211.html

海南市:https://www.city.kainan.lg.jp/section/nougyouisann/

収穫後の予措(よそ)

風通しの良い日陰にて1~2週間置いて、水分を抜きます。果皮を強化して、貯蔵している間に腐敗しないようにするために行います。

このあと1~2か月間の貯蔵に入るので腐敗が心配されます。

収穫時に気づかなかった鳥害やハサミ傷のあるみかんはこの予措の間に腐敗を顕在化させ、貯蔵箱に移し替えるときに除去し、腐敗の伝播を最小限に留めるようしています

蔵への運び込み

特製の木箱に入れられ、土壁の蔵へと運ばれます。蔵の中は、温度と湿度が一定に保たれており、みかんがゆっくりと熟成するための最適な環境です。

蔵の中で何が起こっているのか?

蔵の中で、みかんたちは一体何をしているのでしょうか?

  • 酸味の減少: 酸味が少なくなり、まろやかな味わいが生まれます。
  • 風味の深まり: 複雑で豊かな香りが生まれます。

蔵出しみかんを食べてほしいお客様へ

    蔵出しみかんは、ただ甘いだけではなく、みかん本来の風味をしっかりと味わえるのが特徴です。ぜひ一度ご賞味いただき、その美味しさを体験してください。

    ECサイトでの販売について

    蔵出しみかんは、自社ECサイトでも販売しております。全国どこへでもお届けいたしますので、お気軽にご利用ください。

    https://mikan-kitabun.net/

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