3月から4月は、発根が盛んになる時期のため、みかんの苗木を植える適期となります
今年は、「春峰」2年生苗の新植、「ブラッドオレンジ」3年生の移植(1年生を2年間自家育成)、極早生みかん5年生?の移植(密植状態から改善)となります
苗木の定植
普段苗木はJAさんに6月頃に注文して、翌3~4月に入手となります
今年の春峰の苗木は、師匠に分けてもらった成長の良い苗木でした
やはり苗木屋さんに直接依頼したほうが良いのでしょうか(2年かかりますけども、、、)
苗木植え付けのポイント
師匠、JA営農指導員に教えてもらって、2年で300本近く植えてきました
気を付けているポイントは
- 根を乾燥させない
- 植穴に「サンフレッシュ」(吸水性高分子ポリマー)と「キートロン」(ケイ酸資材)を入れ、保水と発根を促して活着を図る
- 真っすぐに立つ強い主枝を北西に配置する(苗木を上から見て東南側は枝が立ち上がり、北西側は枝が寝る傾向にあるため)
上記を意識している以外は、結構雑です
雑すぎるので写真もあまり残せていません
JAありだの苗木定植のポイントが動画投稿されているので参考にしてください
https://www.youtube.com/watch?v=vbMTAKTy1eo
苗の向き 強い枝は北西に
下の写真は、春峰2年生で、太い枝が2本出ています
この写真は、南側から撮影しています
サンフレッシュというのは、保水してくれる高分子ポリマーです
根が活着するまでの間は灌水が欠かせません
雨が降らない時期は、1週間に1回程度必要ですが、山畑などでは水を簡単に灌水できません
紙おむつに使用される高分子ポリマーを植穴に入れることで、保水力を保ってくれる優れものです
キートロンはケイ酸資材で、根の発根促進、肥料吸収力を高めてくれる石の粉です
ケイ酸(ケイ素)は植物体の形成に必要な要素ですので、補給してあげることで活着を促します
無事に大きく育ってほしい
5年生?みかんの移植後
グラグラしないように踏み固めて、風が強く吹くであろう風向きを考えて支柱を立てて終了
移植した場合は掘り出すときに根を切っているので、根の負担を減らすために枝葉を少し切り戻しています
今年一年は摘果して実らせず、樹体を大きくさせて根の発根を促します
来年からの実りが楽しみです