早生みかんを貯蔵してみた

早生みかんっていつまで食べれるんだろう

栽培している田口早生という品種は、11月末までが収穫適期と考えています

外皮が薄いので外皮が柔らかくなって、張りがなくなり、味もぼやけてきます

本来であれば、年内に出荷を完了させたいところです

でもお好きなお客さんも多いので、何とか長く食べたいところです

 

12月まで完熟させて収穫提供している農家さんもいます

完熟させる方法もありますが、樹が疲れちゃって、次の年に着果が薄くなると聞いたことがあります

樹に負担はかけたくないので、

だったら、長く貯蔵できる方法ないんか?

ってことで、昨シーズンにマルチシートで包んで貯蔵する方法を試しました

なんと、外皮の張りも保ったまま、水分が若干抜けて濃い味わいのみかんになりました

↓ みかんの呼吸に必要なガス交換(酸素と二酸化炭素)が可能なマルチシートで貯蔵しています

 

瑞々しさを保ったまま、味は濃厚

晩生みかんの貯蔵みかん(蔵出しみかん)のようなコクというかまろやかな甘みではなく

「濃い甘み」です

お菓子のゼリーやグミといった感じ

個人の嗜好によって異なりますが、1個で満足できる味で

初老の私には、貯蔵みかん(蔵出しみかん)のほうが何個も食べれます

 

糖度14度

結構糖度が上がってました

収穫時の糖度は12度程度だったと思います

適度に水分が抜けていい感じになっています

ラストコンテナ5箱

名残惜しいですが、1月末で終了になりそうです

また2024年度も美味しいみかんを作れるように頑張ります

 

文責 北文園 園主 北東宏文筆

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