華やかな春、満開のみかんの花と心配事

皆様こんにちは。北文園の園主、北東です。和歌山県下津町から春の便りをお届けします。

窓を開ければ、あの特徴的な柑橘の花の香り。白い小さな花びらが辺り一面に広がり、春風に乗って運ばれる甘い香りは、下津町全体を包み込んでいます。

園内に飛び交う働き者たち

園内を歩けば、どこからともなく聞こえてくるブンブンという音。ミツバチたちが忙しく花から花へと飛び回り、蜜を集めることに夢中です。静かに観察していると、時に数十匹ものミツバチが一本の木に集まる様子も見られます。彼らの働きぶりに感謝しながら、今日も園内を巡回しました。

今年は花芽と葉芽のバランスが例年よりも良いように感じています。昨年は葉の量に比べて花の数がやや少なかったのですが、今季は適度な花の量と葉の生育が見られます。葉が光合成を行い養分を作り、花が実となり甘みを蓄えていくという絶妙なバランスが、おいしいみかんを育てる秘訣なのです。

また、新葉は来年の結果母枝(花をつけてみかんが実る枝)となるので、新葉があるということは来年の実りが安定する証となります。

花だけでなく新葉も出ています

花ばかりの樹もあれば、新葉ばかりの樹も、、、んん?!何もない?

ただ、一部の園で木々に少し気になる点があります。新葉も花もない樹があります。何が起こっているんだろう?来週、匠の先生に見ていただく予定です。去年も不作のエリアだっただけに原因が知りたい!

みかんは一年を通して様々な表情を見せてくれます。今の満開の時期、夏の青々とした実の時期、そして秋から冬にかけての収穫期。その全てを大切にしながら、皆様のもとへ最高の一品をお届けできるよう、これからも丁寧に栽培を続けていきます。

次回のみかん日記では、受粉後の様子や初夏に向けての作業についてお伝えする予定です。季節の移ろいとともに変化するみかんの木々の様子を、これからも定期的にお届けします。

北文園 園主 北東

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