箱買いみかんを美味しく長く楽しむ!最適な保存方法とコツを解説

会社員時代に実家からみかんが職場に届いて、食べ切れずに箱の底でみかんが干からびていたことがあります

箱買いしたみかんを長く鮮度を保つ方法について、下津町の特産である蔵出しみかんの保存方法を参考にご案内いたします

みかんを長く保管する極意の結集が下津町の蔵出しみかん

下津町の蔵出しみかんは、普通温州みかん(品種として林温州など)を木箱に入れて、土蔵の中で1か月以上保管して熟成させる貯蔵みかんです

みかん品種の特徴

  • 早生とは異なり晩生の普通温州は、早生みかんの様に外皮が薄くなく若干厚めになっていて、長期保管に適しています

環境条件

  • 温度:土蔵の中で温度変化を抑えて、理想は5~8℃ので保管
    15℃以上になると呼吸が活発になり養分を消費し鮮度が著しく低下し食味が悪くなる
    温度変化を抑えて呼吸が抑えられる5~8℃を維持する
  • 湿度:85%

木箱に詰めることで湿度を上げて、土蔵で温度変化を抑えることて保存することで1か月以上鮮度を保ちつつ熟成させていきます

農家ではどのように保管しているのか

外皮が薄い早生みかんの場合でも、倉庫の庫内はある程度一定温度なので、コンテナにみかんを一杯に入れた状態でコンテナ同士を一カ所にまとめておけば1か月保管することが可能です

コンテナ一箱だけであれば、ござや布を被せて通気性を持たせながらも湿度を保つようにしています

この環境をご自宅で再現して頂ければと思います


箱買いしたみかんを長く保存する方法

届いた段階でのチェック

入念にチェックしていますが生もののためどうしても傷みが生じてしまいますし、配送環境も大きく影響しますので腐敗が始まっている果実は排除してください

  • 外観のチェック:箱が傷んでいないか?(粗雑の扱われていないか?)腐敗果の果汁で濡れていないか?
  • 開封してチェック:臭いはしないか?
  • 10キロ箱の場合、下層のみかんは圧迫されているので、数日後に天地返しをされることをお勧めします

比較的涼しく温度変化が少ない場所

ご自宅では暖房器具の影響がない場所が適しています

  • 玄関先、廊下、物置など風通しの良い冷暗所が適しています

湿度の保ち方

  • (絶対してほしい)新聞紙などを被せて
  • (手間ですが)一度箱からみかんを出して一層ずつミルフィーユの様にみかんと新聞紙を敷き詰めていく
    ※この際、みかんが枝と繋がっていた部分(ヘタ)を下にすると更に長持ちします

この方法で2~3週間程度は保管可能と考えます

みかんを冷蔵庫で保存する場合

3週間以上長く楽しみたい場合は冷蔵庫での保管が適しています

  • 野菜室がベターですがそれでも乾燥しているので、キッチンペーパーか新聞紙で包み、数個ずつポリ袋に入れます
  • ヘタの部分を下にするとさらに長持ちします

      その他の方法

      • 冷凍する:そのまま冷凍すれば昔懐かしい冷凍ミカン、一房ごと剥いてから凍らす方法もあります
      • ジャムにする

      産地の味を楽しんでほしいので生産者の私ができることは

      • 丁寧に:丁寧に収穫して、丁寧に箱詰めする
      • 手選別で:転がしたり衝撃を与えるとみかんの呼吸が増して食味が落ちるので選果機は使いません

      当園の拘り→ https://mikan-kitabun.com/concept/

      選果機を使わないだけでも味は長持ちしているはずです

      ご家庭での保管方法を少し工夫して頂き、長く産地の味を楽しんでくださいね

       

      最後までご覧頂き誠にありがとうございます

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