和歌山・下津のみかんが最盛期へ|早生から普通温州みかんへ移り変わる季節
和歌山県下津町では、11月に入りみかん収穫が最盛期を迎えています。特にこの時期は、早生みかんの収穫が終盤へと差しかかり、12月からは普通温州みかん、いわゆる「蔵出しみかん」の収穫が始まる一年で最も忙しい季節です。北文園でも、朝は夜明け前から出荷作業を行い、朝日が昇ると同時に畑へ出て収穫を進めています。そして日が暮れるころには再び大小さまざまなご家庭へ向けた出荷準備に取り掛かる毎日です。

とはいえ、忙しさの中にも農家ならではの楽しみがあります。それは、畑仕事を終えた夕暮れ時に見える紀伊水道の美しい夕景です。島影がオレンジ色に染まり、ゆっくりと沈んでいく夕日は、一日の疲れを静かに癒してくれる特別な時間。和歌山・下津でみかんを作り続けてきた理由のひとつかもしれません。

蔵出しみかんの魅力|和歌山・下津が誇る伝統の熟成技術
木箱と土壁の蔵がつくる“まろやかな甘さ”
12月に収穫する普通温州みかんは、そのまま食べてももちろん美味しいのですが、まだ酸が残っています。下津町では昔ながらの「蔵出し製法」によってさらに美味しいみかんへと育てられます。収穫したみかんは木の貯蔵箱に入れられ、1~2か月間、土壁の蔵でじっくりと寝かせます。この貯蔵庫は土壁のおかげで、温度と湿度が一定に保たれ、みかんの水分が落ち着き、酸味と甘味のバランスがよりまろやかになります。
さらに、木箱が余分な湿度を調整してくれるので、皮がしぼまず、風味がぎゅっと濃縮された仕上がりになるのです。和歌山・下津が「蔵出しみかん」の名産地として全国的に知られる理由は、この伝統的な技術の積み重ねにあります。

北文園の「つきイチみかん」定期便|和歌山みかんをもっと身近に
近年、和歌山みかんを手軽に楽しみたいという声が増え、北文園でも「つきイチみかん」定期便をスタートしました。このサービスは、収穫期や熟成状況に合わせて、その時期最も美味しい状態のみかんを毎月お届けするものです。特に冬場の蔵出しみかんは、安定した甘さでご家族にも人気が高く、贈り物にも喜ばれています。
さらに、定期便は単品購入よりもお得に設定しており、「美味しい」「コスパが良い」「品質が安定している」という三拍子が揃ったサービスとして多くのお客様に喜んでいただいています。
今期の発売は終了しておりますが、ご興味のある方はまた来季ご検討くださいませ。
収穫最盛期の現場から|夫婦二人三脚で届ける産地直送の想い
11月から2月にかけて、北文園では夫婦2人で出荷作業を進めています。収穫から選別、箱詰め、出荷まで、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことで、安心して召し上がっていただけるみかんをお届けしています。また、ブランドサイト「みかん日記」では、日々の栽培の様子や旬の話題を発信し、和歌山・下津のみかんづくりをもっと身近に感じていただけるよう努めています。
農家としてのリアルな日常や、みかんの味を引き出すために欠かせない作業を知ってもらうことで、ただ食べるだけではない“情報という付加価値”を届けることができればと思っています。

まとめ|和歌山・下津のみかんをもっと楽しんでいただくために
和歌山・下津で育つみかんは、自然環境と先人の知恵、そして丁寧な手仕事によってその美味しさが支えられています。忙しい収穫期の中でも、畑から見る夕日や、蔵に並んだ木箱のみかんたちは、毎年この仕事の素晴らしさを教えてくれる大切な風景です。これからも北文園では、旬の美味しさを逃さず、産地直送で皆さまにお届けしてまいります。
箱で買ったみかんの保管方法について
https://mikan-kitabun.com/methodforpreservingtanger/
※当園では、こだわりの和歌山みかんを産地直送でお届けしています。
会員登録頂けますとお得なポイント還元をしております。
会員登録・ログインページはこちら→https://mikan-kitabun.net/customer/login
メルマガに登録頂けますと受注開始のご案内やクーポンのご案内をさせて頂きます。宜しければ登録をお願い致します。
メルマガ登録はこちら→https://mikan-kitabun.shop-pro.jp/customer/newsletter/subscriptions/new
