和歌山県下津町では、昨日今日と久しぶりにまとまった雨が降っています
10月に入ってエアコンのスイッチを入れることなく過ごせているのは、ほんまに幸せですね
秋の花粉の影響もあって、鼻かぜをこじらせてしまいました
季節の変わり目であり、この酷暑を乗り切った心身は相当に疲れているんでしょうね
品質に影響する秋の天候
収穫直前のこの時期は、みかんの品質に対してリカバリが効かないくらい天候が品質に直結するように思っています
温暖だと、着色が遅かったり、酸抜けが早かったり
曇りがちだと、光合成が進まないので味が落ちたり
雨がちだと、味が薄くなったり、裂果したりします
9月に入ってからもあまり雨が降っていませんので、昨日今日で80mm程の降雨が見込まれています
ちょっと降りすぎなのかも、、、
みかんにとっては、急に水を吸い上げると水風船のように膨らんで裂けてしまいます
特に極早生品種や早生品種は、外側が薄いのでぱっくりと割れてきます
横裂けに裂果する木は品質が良い
先輩農家からは、裂果する木は味が良いと聞きます
特に横裂けが良いと聞きます
普通みかん(晩生品種)は果実が扁平なのですが、極早生や早生品種は球形に近い形です
外側が薄くて、横に伸びようとする力が強いと横裂けしやすい
また、横裂けしやすいみかんは、オーキシン活性が強く、有葉果とのことです
確かに写真右の横裂け果は、枝から葉を伴って結実してますね
オーキシンは、熟期促進や発根に影響する植物ホルモンです
https://yoshidastyle.hamazo.tv/e9516423.html
剪定でオーキシン活性を上げる方法もあるようです
やっぱり剪定技術のようです
肥培管理も大事ですが、やはり個人の技術レベルが出るのは剪定ですね
肥培管理は、土壌測定や施肥量と品質測定で数値化できます
しかしながら、剪定技術だけはやはり数値化できません
https://yoruneko.hamazo.tv/e9762248.html
10月は仕上げ摘果と秋芽処理と芽出し剪定
剪定がまだまだ分かっていません(泣き)
先輩方も「一生勉強や」というくらいですので、まだまだひよっこな私
10月の仕事は、仕上げ摘果と秋芽処理と芽出し剪定です
今年は、裏年なので来年の春は花芽が多くなりそうです
来年の花芽を減らして、葉になる新芽を作らないと連年結果になりません
そのためには、芽出し剪定が必要な作業となります
今年からはゆら早生の収穫もスケジュールに入って来るので間に合うのでしょうか
技術を向上させて少しでも効率よく、高品質みかんを作れるようになりたいものです
最後までご覧に頂き誠にありがとうございました