5月は旺盛に成長して変化がすごい!
3月から4月にかけて剪定に取り組んで、来年の実りのための剪定を行います
今年目を出す新梢が、来年に花をつけてみかんを実らせます
剪定した箇所の変化を見てみましょう
後半に、樹を若返らせるべく太枝を切った後の経過を載せています!
去年の新梢:今年の結果母枝
葉の腋から花芽が出ています
5月10-15日頃に満開を迎え、20日頃には落弁します
本当に劇的な変化です
去年の新梢には花が着きやすいのですが、今年はどうも例外があるようです
着花するはずの枝に着花してないんです、、、
着花不足の原因は?
師匠に見解を伺いましたが、昨秋の高温と雨の状況が影響しているかもとのことですが、決定的な原因はわからないとのことでした
毎年、観察と記録で経験を積んでいかないといけませんね
師匠の対応策
4月末から5月にかけてはリン酸多めの液肥散布を行い、花芽を留まらせるというものです
去年の収穫跡(果梗枝)を利用した予備枝
去年に収穫した枝からは新芽が出る習性があります
水平からやや上向きの枝を見出して、余計な収穫跡をきれいに整理をして、発芽しやすい状態を作ります
これを『予備枝』といい、この作業を毎年行って、毎年安定した終了を得ようと取り組みます
4月末には芽吹きが認められ、5月末には葉が茂る展葉期を迎えます
太い枝を切って若返らせるって?
枝はこちらの思い通りに伸びてくれません
邪魔な太枝もありますし、長く伸びすぎている太枝もあります
裏年(みかんの着果が少ない)傾向にある樹は、新梢が芽吹きやすくなっています
切った枝の替りに新梢が出て欲しいので、裏年は間引き剪定をするように言われます
下の写真は、先生に見本として、裏年の間引き剪定を行って頂きました
※芽吹きしやすいように、ここ2年は秋肥をしっかり施用しています
なんと、こんな太枝の切り口から新芽が出てきます 不思議ですね!!
この枝の切り口もそうです
間引きして、風通しと日当たりも良くなり、樹冠がコンパクトになったので仕事もしやすくなりました!
新しい新梢が順調に育てば、切った太枝に代わって品質の良いみかんをたくさん着けてくれることでしょう
先生の見本樹は有難い(感謝感激)
剪定後2か月経過して、花も想定通り咲かせているし、新芽もしっかり出ています
真似て同様に剪定した隣の樹は、まだもっさりしていて間引き・縮伐が十分ではありません
2年前に不作を自分で作ったので怖いっす(泣き)
裏年なので、着果量を減らすと大玉になったり品質が低下してしまうので、怖くて切れませでした
剪定は奥が深いわぁ
1年に1回しかできないので、1年おきでないと習熟できないから忘れるんですよね
この記事を書きながら、記憶を定着させています
来年、いい剪定ができますように!