4月も下旬に入り、新梢と花芽も大きくなって来ました
みかんは2年で着果するという特徴があります
- 去年新梢として芽吹き、今年実を実らせるのが結果母枝
- 去年みかんを実らせて、今年は新梢を伸ばす果硬枝
それぞれの画像での経過をご紹介します
結果母枝
今年、花芽を出して、みかんを実らせる枝です
葉の付け根のところに花芽が出ていて、蕾が膨らんできています
拡大した写真です
この枝には、花芽しかついていません
全ての花が実ることはなく途中で生理落果しますが、葉のある枝に果実が実るので養分供給がよく、美味しいみかんになります(有葉果)
果硬枝/予備枝
去年みかんが実った収穫跡からは花芽は出ず新梢が出ます
この習性を利用して、わざと新梢出すように剪定したものを予備枝と言います
この枝からは花芽は出ていません
拡大した写真ですが、きれいに新梢が出て来てくれました
なぜ予備枝を作るのか
みかんは2年のサイクルで実りますので、みのりの偏重が起きると、豊作と不作のサイクルを生みます
みかんを収穫した跡の枝からは新梢が必ず伸びて花芽は出ない
この習性を利用して、わざと鋏を入れて新梢が出るようにするのが、予備枝を作る剪定です
収穫を安定させ、有葉果を作って品質を向上させるには、剪定が欠かせません
今年の剪定の成果は
剪定の成果は、収穫を迎えないと分かりません
成果がすぐ分からないというのはもどかしいです
こうしたからこの結果というのも、イマイチ分かりません
熟練の技だと痛切に感じています
尊敬する師匠から、つぶさに吸収していきます!