【畑の風景】良い草、悪い草、普通の草

春になると一気に草が芽吹いてきます

下津のみかん園では、各園それぞれに方針が異なります

  • 春肥を巻く前に刈り払い機で刈る
  • 除草剤である程度枯らす
  • 草と共存

私の園では共存するようにしています

では、その理由を

春草のメリットとデメリット

春草は概ね背が低く、5月頃には倒伏するので、夏草を少しでも送らせてくれるメリットがあります

一方で、4月初旬に春肥を撒くので、養分の競合が起きるということです

あと、マシン油の散布で害虫駆除するのですが、油のため滑りやすくなるという事です

なので都合がいいのは、

早めに繁茂してほかの春草を抑え、4月上旬には花を咲かせて枯れ始める

養分競合せずに、敷草となって夏草を抑える

これが最高の雑草!というか種を蒔きたいくらいです!


良い草

それはノボロギクです

ノボロギク

最近増えてきた草ですが、3月中は黄色い小さな花をつけて、4月上旬には綿毛を作って枯れる草です

他の春草を抑えてくれて、春肥と競合しない優秀な雑草です!

この綿毛を採集して、自生していない園に播種してます!

それくらい、これが繁茂してほしいです!


悪い草

通称チチクサ

みかんの樹冠(枝が張るエリア)内で生えて、光を求めて突き抜けてくるくらい背丈が高くなる草

消毒をかける邪魔にもなりますし、何より耕作放棄地みたいで見た目が悪すぎます

写真を撮り忘れてます(撮る価値もないと考えてたので)

 

ノゲシ

ノゲシ

これも腰くらいの高さまで成長します

茎も強いのでホースの取り回しがしにくくなります

厄介なこの2つの特徴は

倒しても蘇る事です

踏んで倒すくらいでは蘇るし、弱く刈るくらいなら、またそこから再生してきます

これらは、剪定の時に気づいたら抜いていきます!


普通の草

養分の競合はありますが、うちの園では夏草を少しでも送らせて除草剤の使用量を減らすようにしています

カラスノエンドウ
ホトケノザ
カベイラクサ
ヒメオドリコソウ
フウロソウ
オランダミミナグサ
トウバナ
オトメフウロ

草花を愛でるのも良いものです

丸裸の地面を見るとあまり良い感じがしませんよね

草は

  • 表土の流亡防止
  • 冬の地温低下から根を守ってくれる
  • 天敵害虫を守ってくれる
  • 根を張ることによって地質改善

など、いろんなメリットもあります

駆逐はできないので、春草とは共存しています

夏草は別です

夏草さんには申し訳ないですが、強すぎるし、養分を全部持っていかれるので徹底的に抑えます

言うてること支離滅裂ですね

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