1に剪定、2に剪定、ちょっと防除で、ほぼ剪定
一年の中で、みかんの木一本一本に対して向き合う大事な1ヶ月です
剪定
毎年安定した収量を得るため、かつ
日当たり風通しを良くして品質向上と、
良型のSMサイズの秀品率を高める
ために必要な欠かせない作業です
剪定のシーズンは春と秋にあります
みかんは2年で結実するという特性があるので、偏ると豊作と不作のスパイラルに落ち込んでしまいます
そう、隔年結果というやつです
春、昨年の果硬枝(着果した跡)の葉腋から新梢が芽吹き伸びますが、これには花は咲きません
来年の種枝=結果母枝なります
春に、この結果母枝から花芽が出て実がなります
果硬枝と結果母枝のバランスを調整することが剪定
私はまだ未熟なため、毎年、頭を剪定モードにするため講習が欠かせません
防除
3月は月初にかいよう病対策、下旬に越冬害虫対策で2回行いました
どちらも著しく商品価値を失墜させる病害虫です
1年目はヤノネカイガラムシに泣かされ、昨年3年目はかいよう病に泣かされましたー
かいよう病は殺菌
ボルドーは、120年の歴史があるそうです
銅イオンの効果によって、病原菌に対する殺菌効果と、植物の病害抵抗性を強める二つの働きがあるそうです
ヤノネカイガラムシは殺虫
マシン油は、名の通り精製された機械油です
葉裏や幹の隙間で越冬している害虫に付着して、窒息させて殺虫します
人畜無害で大変優秀な殺虫剤なんです
3月はみかんの栽培上、かなり重要な1ヶ月なんです
毎月大事って綴ることになりそうですが、特筆レベルです!
一本一本と向き合う、適当にはできない1ヶ月でした
4月は、開花に向けて施肥や、草対策がまってます
力仕事のひと月になりそうですが、芽吹のワクワクする一月です
慌てず、焦らず、ぼちぼちやっていきます!