貯蔵みかん
「下津町特産の蔵出しみかん」としてブランド化されています
12月中に収穫したみかんを、木箱などに入れて、土蔵などの蔵で2か月程度貯蔵します
下津町では段々畑の山の中腹に、土壁の小屋がたくさんあり、そこにみかんを貯蔵させていました
収穫した時はまだ酸が高い状態ですが、熟成する間に酸が消費され、まろやかな味に変わります
年内のみかんと何が違うの?
温州みかんは、9月下旬ごろから2月下旬ごろまで、主に4つの適期を持つ品種があります
9月~10月頃は、YN26やゆら早生などに代表される極早生という品種
フレッシュな味わいで、中のじょうのう膜が薄いのが特徴です
収穫してすぐ食べることを目的としています
11月~12月頃は、田口早生、宮川早生などに代表される早生品種
中のじょうのう膜も薄く、甘み・みかんのコクも併せ持つ品種です
お正月くらいまで長く流通する品種です
年末年始頃は、向山温州など中生(なかて)品種
貯蔵性があり、年末年始に流通する品種
1月中旬から2月下旬までは、林温州などの晩生(おくて)品種
貯蔵性があり、強い甘さというよりもまろやかな甘み・コクを感じられます
晩生みかんの推しポイントは?
早生みかんは、「強い甘みで食べるジュースのような感じ」で、ファンが多いと思います
晩生の貯蔵みかんは、「まろやかな甘みとコク」が推しポイントです
みかんのコクって何よ?って
説明できません。。。是非手に取って、味わってみてください!!
糖分とは感じさせない、深い甘みと申しましょうか!!
貯蔵みかんと蔵出しみかんの違い
自園では、木箱に入れ替えて、土壁の蔵で貯蔵する手法を、今年は実践していません
暖冬が予想されるため、その手法では腐敗が進むと判断しました
他園のように冷風機も設置していませんので、コンテナにてマルチシート被覆貯蔵法を採用しました
蔵出しみかん=「木箱」&「蔵」
となると木箱ではないので、蔵出しみかんとは名乗るのをやめてます
コンセプトは一緒です!
下津町特産の本貯蔵みかん!
是非ご賞味くださいね!
文責 園主 北東宏文筆