11月 畑の地面は茶色から白へ??

生物が生きていく上で必要なもの

そう、食べることです!

みかんの樹も栄養が必要です

師匠曰く、「人が健康で過ごすには野菜が必要。植物には肉が必要!」

私は、お酒、米、粉もん(うどん、らーめん等)が好きなのですが、

さながらアスリートの食事管理のような施肥をしています

 

春に野菜、夏・秋に肉??

私の園では、春に化成肥料(野菜)、夏と秋に有機配合肥料(肉)を撒いています

春は、植物の体を構成する成分を補給(野菜を食べさせる)

即効性の高い化成肥料で、開花と新芽・発根への栄養補給させます

3月下旬ごろから地温が上がり、根の吸収力が高まるのに合わせて施肥します

5月末までに、開花⇒着果、発芽⇒緑化という激変を起こしますので、エネルギーが要ります

なので、肥効期間は短いが即効性のある化成肥料をあげています

※写真は、春肥の化成肥料(N:P:K=12:8:10)

※※去年ホウ素欠乏の兆候があったので、ホウ素を含んでいます

 

夏と秋はアミノ酸を補充(上質の肉を食べさせる)

生物にはアミノ酸が不可欠です

そこで、私の園では、持続性のある肉カス配合肥料を施肥しています

梅雨期に、果実の品質向上を目的に(実肥え)

収穫期に、来年の発芽・発根を目的に(芽肥え)

※写真は、肉カスを使用した有機配合肥料です(N:P:K=8:6:4)

※※美味しいようで、カラスがめっちゃ集まって食べ散らかします(泣)

 

カビで真っ白になります

カラスが集まってくるので、雨前を狙って施肥をします

カビが着くと、

◎においが消えてカラスが来なくなる

◎カビによってアミノ酸に分解される

※写真は、11月7日(雨後2日目)  これで一安心です

 

このほかに、微量要素を毎月の防除や収穫前の栄養補給に液肥として散布しています

私の健康維持は、そっちのけでいいものを飲ませ食わせしています

子や孫に美味しいみかん食べて欲しいですから苦になりません( ´∀` )

もちろんお客様にも!

 

健康で豊かな生活にみかんを!

北文園 北東宏文 筆

 

~備忘録~

植物を栽培する三大栄養素のバランス

窒素N:葉の緑化、葉・茎・根など植物全体の生育促進に作用

リン酸P:開花・結実の促進や、根の伸長、発芽や花芽をよくし果実の成熟に作用

カリウムK:植物体内でタンパク質・炭水化物の合成・移動などの反応を促進する補酵素としての作用

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